<都立中入試> 通っちゃいけない塾の特徴

東京都の公立中高一貫校に限らず
「受験をするなら塾」は常識になっています。

特に東京都内は塾が多いので
ご自宅近くに塾がある方も珍しくないと思います。

でも、その塾は本当に
都立中入試に合った塾ですか?

公立中高一貫校は一般的な入試とは全く異なります。
適性検査という論理的思考・伝達力のテストです。
したがって従来の受験勉強とは全く違う授業が必要です。

都立中合格に必要な力
①書く&伝える力 =作文/記述
②読み取る力
    =資料分析
③考える力    =論理的思考

一般的な私立中入試や高校入試に求められる
暗記ベースの学習は都立入試には向いていません

都立中入試(適性検査)はまだまだ新しい入試形式です。
この入試や指導法をきちんと理解していない塾が多いのも事実です。
子どもの偏差値がなかなか上がらない場合は
本当に正しい塾選びができているか確認してください。

もし以下で挙げるような塾に通っている場合には要注意。
すぐに転塾を検討することをお勧めします。

①個別指導塾

ここ15年ほど個別指導塾は爆発的に増えています。
最寄りの駅がターミナル駅ではない場合、
大手集団塾がない代わりに個別指導塾があることも多いですよね。


自宅から近い塾に通えるメリットは確かに大きいですが、
よっぽどのことがない限り個別指導塾は避けたほうが無難

個別指導塾が都立中入試に向かない理由は
大学生塾講師が授業の母体になっているからです。

大学生バイト=悪というわけではありません。
大学生でも絶大な求心力と指導力で生徒の成績を上げられる先生はいます。
ただ、適性検査という特殊な入試に関して
十分な知識や経験があるかといえば難しい
ですよね。

都立中入試は、答えがわかればいい受験ではありません。
子どもの考える力・伝える力を伸ばす指導は
それなりの専門性とキャリアが必要です。

②集団塾(私立中入試大手)

公立中高一貫校の人気を受けて
都立中入試向けコースを開設する塾も増えてきました。

いま私が検索してみても、
ブランドネーム化しているほとんどの集団塾が
適性検査型入試コースを扱い始めている
ようです。

通塾可能圏内にCMで見るような塾があって
しかもパンフレットをみると公立中高一貫校受検コースがある。
確かに体験授業に行ってみる価値はあります。

ただ都立中入試に対して実績があるかどうかは
しっかり判断する必要があります。

私立中入試が看板になっている塾の場合、
「公立中高一貫コースも一応やってるけど・・・」
という程度の現場をかなり見てきました。

体験授業を終えて面談まできたら、その校舎における
直近三年間の都立中入試の実績を合格率で
聞いてみてください。

人数ではなく「率」ですよ!
20%以上なら一定の基準はクリアです。

しどろもどろ話題を濁すようなら
もちろんアウトです!

③さいごに -塾の見切り方

都立中入試は革新的な入試システムですが、
周辺環境が整うよりも早く人気が出てしまった感があります。

塾も企業ですから人気があるなら商品化します。
ノウハウは商品化が早ければ早いほど蓄積されますから
参入間もない塾が実績を持てないことは無理もありません。

ただ一人の子どもにとっては人生で一度しかない受検です。
これから成長する講師や企業のための糧になってあげる義理はどこにもありません。

本当にいい塾で本当にいい先生に見てもらう。
これ以上に正しい塾選択はありません。

でも、本当にいい塾で本当にいい先生が見てくれるかなんて
入ってみないとわからないのが事実です。
初めての入塾選択の失敗は珍しいことじゃないのです。

問題は塾を見限り、転塾するご家庭の少なさです

本当にいい塾で本当にいい先生が教えているなら
三か月間成績が上がらないことはありません

世間的にはいい先生だったとしても、
三か月も成績をあげられていないなら
その子どもにとってはいい先生ではありません。

確かに子ども側に問題があることもあります。
宿題しない、集中しない、やる気がない。
でも小学生ですから、そんなことは当たり前です。

そんな子どもを相手にしても
ちゃんと意識や態度を変えてあげられる。
それがいい先生であり、いい塾です。

子どもの態度が変われば親はわかります。
たとえ成績が理想的な数字にならなくても
子どもが頑張るようになってくれば
きっとその塾を信じられるでしょう。

逆に言えば
成績も学習姿勢も変わらない塾に通い続ける意味はありません

高い授業料だけでなく
受検は時間制限付きの一発勝負。

塾に違和感を覚えたなら
勇気をもって転塾を考えてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次