2022年 最新速報 東京の公立中高一貫校 偏差値&倍率まとめ

都立中高一貫校受検は難しい?

都立中高一貫校といえば「難しい!」が代名詞。

でも何がどのくらい難しいの?
私立と比べたらどのくらいのレベルなの?

このページではそんな疑問に
2022年最新の受検結果から徹底的にお答えします!

まずは偏差値と倍率を一覧でご覧ください。

偏差値(男)偏差値(女)倍率(男)倍率(女)
小石川67674.064.24
武蔵62652.992.90
両国60634.634.51
桜修館60623.985.65
大泉60604.044.53
九段(B)58604.406.08
白鷗57594.005.98
富士57593.214.15
立川国際57594.355.42
南多摩58584.014.28
三鷹58585.495.94
※偏差値は四谷大塚の偏差値基準による
※倍率は2022年度 東京都教育委員会の発表による

ちょっとわかりにくいですかね・・
次に偏差値と倍率を
同レベル帯の私立と並べて見てみます

偏差値から見る難易度

偏差値(男)偏差値(女)同偏差値帯
小石川6767早稲田
武蔵6265慶応
両国6063広尾学園
桜修館6062鴎友学園
大泉6060明治
九段(B)5860法政
白鷗5759青山
富士5759中央
立川国際5759立教
南多摩5858学習院女子
三鷹5858巣鴨
※偏差値は四谷大塚の偏差値基準による

偏差値は小石川が断トツで高いね

確かに群を抜いてるけど
どの学校もG-MARCHレベルだよ!

公立中高一貫校は現在都内に11校あります。
が、簡単な学校は一校もないのが実情です。

どの学校も中学私立受験になぞらえてみると
G-MARCHレベル以上に相当することからも難易度の高さが伺えます。

厳しい現実ですが
それだけ評価されているのが公立中高一貫校ということです。

ただし、公立中高一貫受検は私立受験ほど偏差値差が難易度に直結しません

例えば上記表では小石川と三鷹では偏差値に10近い差があります。

私立中学校で偏差値10違えば、難易度は雲泥の差と言えます。
が、公立中高一貫受検ではそれほどの大差ではありません

詳しくは後述しますが
共同作成問題という都の作成した問題を使用するというルールがあるためです。

もちろんその学校独自の問題も出ますが、共同作成問題がある以上、
「学校によって問題のレベルが全く違う」ということは起きません。

G-MARCHレベルの高い評価を受けていることは事実ですが
偏差値だけで難易度を評価しないことが大切です。
ここからは倍率や問題内容といった多角的な観点からご説明します。

倍率から見る難易度

実は都立中入試の難しさは問題よりも倍率です。

決して問題が簡単というわけではありませんが
G-MARCHレベルの私立中受験に比べれば
要求される知識量は圧倒的に少ないと断言できます。
(次章で詳しくお話します)

ただし、その間口の広さから大勢が受検するのです。
これによる倍率の高さが最大の敵です。

次の表では各校の倍率をまとめました。
ご受検予定校の倍率と変遷もご確認ください。

※二つの矢印は前年比/前前年比の倍率変化です。

2022年度
男子倍率
2022年度
女子倍率
小石川4.06↓↓ (4.71)4.24↓↓ (4.58)
武蔵2.99↓↓ (3.44)2.90↓ (2.64)
両国4.63↓ (6.47)4.51↓↓ (6.93)
桜修館3.98↓ (4.90)5.65↓↓ (6.73)
大泉4.04↓ (5.42)4.53↓↓ (5.98)
九段(B)4.40↓↓ (4.43)6.08↓↓ (6.30)
白鷗4.00↓↓ (4.47)5.98↓↓ (6.52)
富士3.21↓ (2.85)4.15↓ (3.38)
立川国際4.35↑↑ (4.09)5.42↓ (4.86)
南多摩4.01↓↓ (4.60)4.28↓↓ (5.28)
三鷹5.49↓ (5.38)5.94↓ (5.51)
※(   )の数値は前年[2021年度]の倍率
↓であれば前年比で倍率低下 であれば前年比で倍率増加

倍率は学校によってかなり違うんだね

平均的には5倍くらいかな

でもほとんどの学校で倍率が下がってきてる!

一時期に比べ落ち着いてきてるけど
それでも受験としては警戒すべき数字だよ

5倍という倍率は、100人受けて20人しか受からないという驚異的な数字です。

実際、ある学校の募集人数は150人くらいですが
2/3の当日には700人近い受験生が集まります。

2月の寒空の朝、このような異様な空気感の中で平常心を保てる小学6生はそう多くありません。
倍率が高いため、本当に小さなミスが命取りとなります。
こういった意味でこの受検は偏差値以上に厳しい側面を持ちます。

早稲田や明治などG-MARCH以上の私立中入試の場合、
倍率はだいたい3~4倍です。
(2022年各校第一回入試の結果による)

倍率だけ見るとやはり都立中入試の人気はすさまじいですね。

試験内容から見る難易度

偏差値的に倍率的にも
ものすごく難しいんだね・・

難しいのは否定できないけど
実は私立よりも易しい部分もあるんだよ

ここまでくると都立中高一貫受検は
かなりハードルが高い印象になると思います。

しかしこの入試には私立と大きく異なる部分があります。
先ほども少し触れましたが、学習内容の易しさです。

例えば私立受験は基本的に膨大な知識の暗記を必要とします。

近年は私立入試でも発想力を問う問題が出題されるようになりましたが
膨大な知識を前提として思考させるのが実際のところです。


実際に、高偏差値帯私立の社会を受けるのに日本の時代区分や地理、農業のあり方などを
覚えないで合格できるかといわれたら、そうはいかないのです。

しかし都立中入試では、語句や年表暗記の必要はほぼありません

確かに知っていたほうが有利ではあります。
が、暗記していなければ解けないという問題は出ないと思ってください。

文や資料を読み取りそこから自分なりの意見を交え、
相手に伝わる論理的な文章が作れれば点数はしっかりもらえます。

この意味で公立中高一貫受検の問題(適性検査)は
G-MARCHレベルの私立中学受験が求めるレベルよりはるかに易しいのです。

ものすごく言葉を選ばずにいってしまえば、
覚える勉強をしなくても合格の可能性があるのが適性検査型入試。

誰にとってもチャンスがあるからこそ
倍率が非常に高くなってしまうんですよね。

<Point>
①公立中高一貫校の偏差値はG-MARCHレベル
②倍率は約5倍と狭き門
③教科書を暗記する必要はないので誰にでもチャンスがある

難しいのは事実だが・・
難しい=受からない」ではない!

さいごに -受かるためには

昨今の都立中入試の人気の高さ(倍率)も手伝って
G-MARCHと同じくらいの偏差値になっているのが
東京都の公立中高一貫校の現実です。

ただし問題の難しさはG-MARCHよりずっと易しいのも事実。
そもそも公立ですから、教育基準から逸脱した問題は出せないんです。

入試問題が難しいならより高いレベルの知識を持った子が受かる
というわかりやすい構図になりますが・・
問題の易しい都立中入試に受かるには何が必要なのでしょうか。

実は、都立中入試では知識の量を測りません
このことが暗記学習の不必要性につながるため
私立中入試よりも難易度が低いと言われる所以です。

では都立中高一貫校は子どもに何を求めているのでしょうか。
実際に両国の出題方針を見てみましょう。

簡単にまとめると以下のようになります。

①文章を読み書きする力
 =文系能力
②課題を整理し解決する力
 =理系能力
自分の考えと相手に伝える力
 =論理的思考・伝達能力

都立中入試で特徴的なのはやはり③です。

多少の語弊を覚悟の上で言えば
①や②は小学校レベルの算数国語理科社会の理解があれば
特別な知識がなくても答えに至れるようになっています。
(白鷗の適Ⅰや小石川の適Ⅲなど明らかな例外もありますが・・)

ただし都立中入試の適性検査では
答えがわかったらそれで終わりではありません

どうしてその答えに至るのか、
その答えや読み取った情報に対してどう考えるのか、
論理的に文章で相手に伝える必要があります。

これが適性検査型入試に作文がある理由です。
理数系問題の解答でも記述が求められるのも同じ理由ですね。

ここから知ってほしいことは
問題が解けるだけでは受からないということです。

都立中高一貫校の人気は例年爆発的に増えています。
5倍以上にもなる倍率はあらゆる受験システムの中でも
非常に高い数値と言わざるを得ませんが、
この現象は入試問題の間口の広さが起こしているともいえます。

確かに問題を解くだけなら私立入試よりも圧倒的に簡単でしょう。
しかしその思考過程を言語化・文章化し論理的に説明することは
決して簡単なことではありません

このことをほとんど気にしないまま
「問題は難しくないから」と受験会場まで来てしまう人の多さこそが
この倍率を作り上げています。

逆にいえば
都立中入試の狙いと難しさを理解して
その子にあった対策を進めばしっかり合格に近づいていけるのです。



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