<公立中高一貫> 1年でいくらかかるか徹底解説!

集団学習塾に通った場合

早速、私が独立前に勤めていたとある業界最大手塾の例を紹介します。

<集団塾における一年間の受検費用例>

  • 通常授業料(月謝)  約5.5万×12か月      →計66万 
  • 季節講習(春夏秋冬) 約40万
  • 志望校別対策クラス  約10万
  • 受検直前対策クラス  約5万

                                    ・・・ 121万円

どうです?
正直、塾に話聞きにいって
「1年で120万円です」 って言われたら

えっ・・ すご・・・

ってなりませんか?
私は絶対なります。

そこで、塾では普通こんなに正直には言いません!
だいたいは月謝のお話とかテキストのこととか・・
要するに向こう1,2か月にかかる短期的なお金のことだけですね

ご覧いただいてわかる通り
夏期講習や冬期講習は別料金です。

しかも高い!
なのでその辺は割愛しながら、月々のお支払いの話をメインにするんですよね。

しかもしかも上記には
入塾金も、テキスト代も、設備利用費も含まれていません
当然、このほかに、交通費や送り迎えが必要な場合もあると思います。

結局全部でいくらぐらいかかるんだい!


150万円 くらいですね。いやー、かかります!

無論これはいわゆる大手集団塾の料金ですから
個人塾だったり個別指導だったりすると
もっと安かったり高かったりもします。

まあでも高いのは覚悟しなきゃってことね

個別指導塾に通った場合

個別指導塾の場合は
一コマ80分~90分の授業単位に授業料が発生します。

一コマいくらなのかは当然塾によって異なりますが
一コマ3,000円~5,000円くらいが多いです。

小学6年生の子どもが週一回一科目で通塾した場合は
1万5000円前後が相場と言われていますね。

文系と理系で週2回オーソドックスに通塾する場合
以下のようになります。

<個別指導塾における一年間の受検費用例>

  • 通常授業料(月謝)  約3万×12か月      →計36万 
  • 季節講習(春夏秋冬) 約30万
  • 受検直前対策     約15万
  • 入塾金、テキストなど 約10万

                                    ・・・ 91万円

集団塾より安くない?
個別指導のほうがいいじゃん!

集団塾は手厚いサポートがあるから
一概にそうとは言えないかも

価格だけ見ると個別指導のほうが意外と安くなりますが
個別指導はコマ単価の授業方式です。

基本的に支払いの発生する授業以外の面倒は見てくれません。

苦手な単元でうまく学習が進まなかったり、
過去問をどう扱ったらいいかわからなかったり、
直前期にいっきに復習をする必要があったり、


実際には授業以外でも先生を使いたい時間がたくさんあるはずです。

個別指導の場合は、
そういった授業外サポートはめっきり弱いと言わざるを得ません。

新しく課題ができたらまたコマ数を増やす
ということの繰り返しなので
結果的には集団塾よりも高くなってしまうこともよくあります。

また、講師の質が担保されにくいことも大きな問題です。

大学生講師の多い個別指導塾において
公立中高一貫校受検の知識を有している講師はほぼいません。

以上の理由から
個人的には個別指導塾からの公立中高一貫校受検はオススメしません。

家庭教師をつける場合

家庭教師の授業料は千差万別ですが
やはり高額な場合が多いです。

私自身、家庭教師として生徒を受け持っていますが
90分授業で8,000円と授業単価としては高額な部類だと自認しています。

文系理系で週2回だと5万円~6万円くらいの価格設定が多いと思ってください。

やっぱり家庭教師は高いなぁ

ただ意外と一年間を通した
授業料は他と変わらないかも

一回の授業料が高い一方で
塾にあるような季節講習で料金が跳ね上がることはありません。

夏期講習とかがないってこと?

いつもより授業は多くなるけど
塾のような詰め込み型ではないからね

また、家庭教師は専門特化したプロであるため
毎回の授業から必要なカリキュラムは精査しています。

したがって、組まれた授業数の中で課題が解決していけるように工夫しています。

個別指導塾のように
「わからないならコマ増やそう!」とはならないはずです。

<家庭教師をつけた一年間の受検費用例>

  • 通常授業料(月謝)  約6万×12か月      →計68万 
  • 季節講習(春夏秋冬) 約15万
  • 受検直前対策     約10万
  • テキスト、模試など  約5万

                                    ・・・ 98万円

家庭教師のいいところは
授業や講師が親の見える範囲にあるところです。

教える側が「受検のプロである」ということが
保障されるからこそ透明度の高い授業ができるわけです。

結局、払った額ではなく授業の質が一番大切。
そういう意味では、家庭教師は間違いありません。

じゃあ家庭教師が一番いいってこと?

いい先生が近くにいれば!
見つけるのが難しいのが難点だよね

受検(入試)にかかる費用

受検(受験)費用は何校受けるのかによって大きく異なります。

ただ、公立中高一貫校はどこを受けても
2,200円と破格の安さです。

極端な話ですが
第一志望の公立中高一貫校だけしか受けないのなら
受検にかかる費用は、2,200円だけということになります。

しかし一般的には私立受験を併願します。
2/3の第一志望受検で実力を発揮するには、
それまでにある程度受験慣れしておく必要があるからです。

では私立はいくらかかるのかというと
20,000円くらいが多くなっています。

私立はやっぱり高い・・!

では全部で何校くらい受けるのが主流かというと・・

  • 私立1校(2/1)+第一志望校(2/3)
  • 私立2校(1月&2/1) +第一志望校(2/3)

というパターンが非常に多いです。
個人的には私立2校併願がオススメですね。

私立2校併願にしたとしても、かかる受検料は42,500円。

証明写真や交通費を入れても
5万円には届きません。

塾にかかる費用に比べると
本番のほうがずっと安いのか

かかっても5万円くらい
という認識でOKだよ!

まとめ

一年間の受検費用に大きく影響を与えるのは
やはり授業費用です。

実際の受検自体にはさほどお金はかかりません。

子どものタイプや
この受検を通して何を得てほしいのか

といったことを考えたうえで
一年間どんなツールを使うか決めて頂くのがいいと思います。

<一年間にかかる授業費用>
①集団塾   約100~150万円
②個別指導塾 約100万円
③家庭教師  約100万円


実際の入試にかかる費用は5万円くらい。
だいたいどこでも100万円は覚悟が必要。

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