最終更新・学校情報確認:2026年9月26日。配点は2027年度一般枠の募集要項に基づきます(配点資料の確認日:2026年9月17日)。特別枠・帰国枠などには適用しません。
都立小石川中等教育学校を検討するときは、学校の教育方針と、実際の入学者決定で使われる配点を分けて確認しましょう。この記事では、公式に確認できる情報と、それを踏まえた学習上の提案を区別して整理します。
小石川中等教育学校はどんな学校?
理数教育だけでなく、幅広い教養と国際理解を重視しています。文系・理系に分けずに学び、6年間の課題探究型学習「小石川フィロソフィー」に取り組む点が特徴です。
学校公式の教育目標・教育課程を参照しています。教育目標は入学後に育てたい力も含むため、小学生の時点で全てを完成させていることを求める合格条件として読むものではありません。
2027年度の適性検査と配点
Ⅰは共同作成問題。Ⅱは大問1・3が共同作成、大問2が独自問題。Ⅲは独自問題です。
- 公式総合成績:800点満点
- 報告書:200点(総合の25%)
- 適性検査Ⅰ:200点(各検査の素点は100点満点)
- 適性検査Ⅱ:200点(各検査の素点は100点満点)
- 適性検査Ⅲ:200点(各検査の素点は100点満点)
「理科が好きだから小石川」と考えた場合も、文章を読んで考えを伝える学習を避けてよいわけではありません。Ⅰ・Ⅱ・Ⅲは換算後すべて200点。得意なⅢを伸ばす作戦と、Ⅰの記述で落としている点を取り戻す作戦を同じ尺度で比較できます。
内申点・報告書の計算方法
小5・小6の9教科の評定を、学校が定める表で点数に置き換えた合計をRとします。報告書の換算点はR÷450×200です。通知表の学期ごとの数字を単純平均して、正式な報告書評定とみなすことはできません。
評定別の点数は、1は5点、2は20点、3は25点です。同じ通知表でも他校の換算表を使わないようにしてください。
比較用の1000点表示を使うときは、公式総合成績÷800×1000でそろえます。この学校の公式満点は1000点ではないため、画面の比較用得点と公式得点を混同しないでください。
得点目標の立て方と計算例
例として、報告書が換算後満点の80%、各適性検査の素点が65点だったと仮定します。この場合は報告書160点+検査390点=550/800点です。これは計算方法を示す仮の例で、合格最低点や合格可能性を示すものではありません。
同じ合計点でも、毎回安定して取れるのか、一つの検査の出来に左右されるのかで準備は変わります。複数年度を解き、得点の幅と失点理由を記録しましょう。答案を見ても採点に迷う記述は、満点扱いにせず添削などで確認してください。
内申点・適性検査の得点計算シミュレーターでは学校を選んで試算できます。初期目標の65%は学習計画用の任意の目安で、学校が公表した合格ラインではありません。
過去問を使った対策の進め方
以下は配点・検査構成を踏まえた学習上の提案です。公式の合格者像を断定するものではありません。
Ⅱは共同作成の演習だけで終えず、独自の大問2で何を読み落としたかを別に記録しましょう。Ⅲでは条件を図や表にし、仮説と検証結果を区別して説明する練習を。Ⅰでは文章中の根拠と自分の経験を混同せず、問いへの答えを先に明確にして書きます。
- 最初は答案を残し、設問条件の見落とし・知識不足・計算ミス・説明不足・時間不足に分類する。
- 復習では解説を書き写すのではなく、どの資料・条件を使うかを説明してから解き直す。
- 直前期は本番の時間と順番で演習し、見直し時間も含めて計画する。
他校の問題を練習に使う場合も、志望校と同じ採点・配点だとは考えないでください。共同作成問題で基礎を確かめつつ、学校独自の出題は当該校の公式過去問で確認する必要があります。
説明会・授業公開で確認したいこと
探究活動の成果だけでなく、テーマ決定から調査・発表までの過程を見てください。「うまくいかなかった実験をどう見直したか」「文系のテーマにも取り組めるか」といった質問は、理数への興味と幅広い学びの両方を大切にしたい家庭に役立ちます。
小4・小5なら本人が興味を持った授業や活動を一つ言葉にすることを目標に。小6の秋は募集要項、配点、出願書類と当日の流れを再確認する機会にしましょう。同じ説明会でも、参加する時期によって持ち帰る情報は変わります。
通学時間は保護者の感覚だけで決めず、登校に近い時間帯の混雑や乗り換えも含めて確認してください。学校行事や部活動への参加と家庭学習を無理なく両立できるかが、6年間通ううえでの大切な判断材料です。
小石川中等教育学校はどんな子に向いている?
「なぜそうなるのか」を自分で確かめ、興味を一つの教科に閉じ込めずに広げたい子に注目してほしい学校です。以下は学校公式の教育方針・特色をもとにした当サイトの見解であり、学校が示す合格者像や性格による選抜基準ではありません。
興味・性格・学び方との相性
実験や観察で予想と違う結果が出たとき、理由を調べ直すことを楽しめる子には、小石川の理数教育や6年間の「小石川フィロソフィー」が魅力になりそうです。自由研究を提出して終わりにせず、別の方法で試したり、人の疑問を受けて考えを深めたりしたい気持ちと結びつきます。
文系・理系の傾向と受検準備
理科・算数への関心は活かしやすい一方、文理に分けず幅広く学ぶ教育課程です。読書や言語、社会の課題にも関心を持つ子にも検討する価値があります。「理系科目だけに集中したい」という希望なら、他教科や語学も学ぶ6年間を本人が楽しめそうか確かめましょう。
見学で相性を確かめるポイント
見学では研究結果のすごさより、生徒が「最初の疑問」と「考え直した過程」をどう説明するかに注目を。本人が展示を見て次の疑問を持てたか、幅広い研究テーマの中に自分の関心を見つけられたかを話し合ってください。
公式資料と関連情報
募集要項の訂正や日程変更が発表される場合があります。出願・受検の最終判断では、学校の最新の公式案内をご確認ください。
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